
2025年 新人募集
私たちと共に「見たことのない世界」を創造しましょう。
俳優志望に限らず、演劇に関わる全ての部署希望者を受け入れます。
《研究生とは》
体現帝国は<正劇団員>と<研究生劇団員>で組織されています。研究生は体現帝国の演劇術を学び吸収していく立場の劇団員を示します。将来的に研究生は正劇団員として活躍していただきたいと考えています。
《入団条件》
・毎月1万円の団費の支払いを行えること。
・年間事業決算にて赤字が出た場合、劇団員で等分した金額を負担すること。ただし負担額は上限10万円までとします。
*チケットノルマなどはありません。
《保障》
・日々の基礎稽古へ参加いただき体現帝国の演劇術を体得いただけます。
・公演に必要な、照明、音響、美術、広報について技術習得いただけます。
・次回以降の本公演へ参加いただけます。
・体現帝国が主催する企画へ参加することで、謝礼金が支払われます。
・体現帝国館を使用し、自主稽古や作業を24時間好きなだけ行えます。
《スケジュール》
週に5日13:00~20:00の間、稽古および作業があります。これらについて極力参加を勧めますが、本人のスケジュールを優先していただいて構いません。例えば、月に2日の参加等でも構いません。入団をせず一歩も進まなかったり、無理矢理に活動を詰め込みパンクしてしまうよりも、人それぞれのタイミングやペースで成長していくことが大切です。
《今後の体現帝国の展開》
2025年6月までの期間、毎週土曜日に新作公演『見えない青髭公の城』を上演します。2025年7月以降は、赤木萌絵を中心とした音楽バンドを組織し劇的音楽ライブを開催していきます。また、2025年10月に名古屋、2026年1月に大阪、2026年7月に東京で活動を予定しています。そして2026年10月にギィ・フォワシィ戯曲での本公演上演を体現帝国館にて予定しています。同時に体現帝国館を充実させていき、より高い完成度の演劇作品を社会へ提供していきます。あなたが入団することで、これらの企画は更に大きく飛躍していきます。
《入団後の生活サンプル》
体現帝国の活動は主に南区内田橋にある体現帝国館にて行われています。そこから徒歩10分圏内に住んだ場合の一月の予算を算出しました。入団を検討している方は参照ください。
支出:153,600円
団費:10,000円
家賃:25,000円
光熱費:10,000円
通信費:5,000円
飲食費:60,000円(1日2,000円で計算)
交際費:43,600円
収入:153,600円
アルバイト時給1,200円×128時間
1月に128時間労働。週に32時間労働。
月曜 / 06:00~12:00アルバイト 13:00~20:00稽古・作業
火曜 / 09:00~21:00アルバイト
水曜 / 13:00~20:00稽古・作業
木曜 / 09:00~21:00アルバイト
金曜 / 06:00~12:00アルバイト 13:00~20:00稽古・作業
土曜 / 10:30~22:00企画公演
日曜 / 13:00~20:00稽古・作業
家賃は7.5帖の洋室ワンルーム。ユニットバス有の物件を参考にしています。これよりも安い物件もありますが、多くの場合、和室となり風呂トイレが無くなります。物件については紹介できるので御相談ください。飲食費や交際費は節約の余地があります。特に飲食店で働くことで飲食費を削れるでしょう。アルバイトについては時給1,200円としていますが深夜の労働など時給の高い職種を選ぶことで、収入を増やすことも可能です。他にもWEB等を利用して隙間時間で稼ぐことも現代では可能になってきています。体現帝国を利用して自分の得意なことを活かし企画を立ち上げれば更に収入を増やせます。日々の暮らしについては想像しがたい面も多いと思います。出来る限り演劇を中心とした生活が出来るように協力しますので相談ください。
《入団試験のながれ》
5月31日(土)までに申し込みください。
申し込みフォームの記述内容を1次書類審査とします。書類審査通過者に対して2025年6月1日(日)~6月30日(月)までの期間の劇団活動スケジュールを順次お伝えします。届いたスケジュールに対し参加日時を返信ください。その期間内を所属研究生として体現帝国の活動へ参加ください。この6月の活動での居方、立ち振る舞い、上達度を総合的に判断し2次審査とし7月1日(火)に合否の結果をお知らせします。
《申し込み期間》
2025年5月8日(木)~5月31日(土)
《審査料》
5,000円
6月の活動初日にお持ちください。書類審査は無料です。
▽ 申し込み ▽
https://forms.gle/rNUPfW3aBy2huN4k8
フォームでの入力が難しい場合は taigenteikoku@gmail.com までお問い合わせください。
演劇を徹底的に追求していきたいあなたを待っています。
ハミダシモノのハキダメ
体現帝国に集まってくる人々を見ると、どうにもこの社会で上手くいかない生きづらい人たちのように見えます。多量の自殺者を出す不健康な社会に馴染めない真っ当な人が体現帝国へは集まります。もし、あなたが所属している集団に対して疑問を持っているなら、それは体現帝国へ入団するセンスがあるということでしょう。
体現帝国は前衛劇団です。前衛演劇とは既存の演劇に疑いを持ち、演劇そのものを拡大していく演劇です。つまり既存の演劇が好きな人は、体現帝国には向きません。今の演劇に疑問や不満を持っている人が新たな演劇の一歩を切り開くのです。
けれど、そういった人は少数派で、きっと今は後ろ指を指されながら生活していることでしょう。大丈夫です。既存の社会で上手くいかない出来損ないと呼ばれるハミダシモノが、体現帝国では輝きます。
中途半端で出来損ないが一人二人と集まって、三人四人と連なって、五人六人七人八人九人十人、幾百万の群れを成す。
体現帝国で天に通ずる作品を制作し、既存の演劇を革新し続けましょう。
渡部剛己
《県外からの参加を検討している方へ》
県外から参加したいという方向けに、6月の活動期間の宿泊施設を一泊1,000円で御案内可能です。希望する方は、申し込みフォームの備考欄に記載ください。
《入団は難しいという方へ》
体現帝国では<協力部><体現帝国バンド>という劇団員以外での関わり方も用意しています。
● 協力部
自分の関われる範囲で、稽古や作業、事務、衣裳・道具作り、劇場改装、当日運営、飲み会などに継続的に参加するサポートチームです。 詳細はコチラ
● 体現帝国バンド
赤木萌絵がリーダーを務める体現帝国の音楽バンドです。ライブでは劇中曲をふんだんに盛り込み、劇団の強味である美術や照明にも力をいれ、ライブ中に芝居も織り交ぜられる体現帝国らしさ満点の劇的音楽ライブを開催していきます。 詳細はコチラ
興味のある方は、taigenteikoku@gmail.com までお問い合わせください。
体現帝国とは
2008年5月に愛知県で演出家 渡部剛己が旗揚げした劇団。特に演劇実験室◉天井桟敷を主宰した寺山修司より影響を受け「見たことのない世界の創造」をテーマに活動を続ける。寺山修司の他に鈴木忠志や土方巽からの影響を強く受けており、それらの演劇術を元に独自の演劇制作を行っている。時間をかけ恒常的に俳優の身体訓練を行うことで、舞台上の時空を歪ませた他にない世界を立ち上げることが特徴。年1回以上の本公演、それに伴う実験公演を行う。
地下鉄名城線[熱田神宮伝馬町駅]より徒歩10分の専用劇場「体現帝国館」を拠点に活動。

渡部 剛己Gouki Watabe
体現帝国主宰。超演出家。
1987年生まれ、愛知県出身。
集団の力に重点を置き、観客の想像力を鍵に舞台芸術でしか創造できない世界を制作する。未曾有の演劇を立ち上げていくことで、劇に関わる人の人生を変えていく。夢を売る詐欺師。
大学在学中の2008年に体現帝国を旗揚げする。同時期に愛知を代表する小劇場・七ツ寺共同スタジオにて企画運営スタッフに従事する。路上実験演劇と称し名古屋駅ナナチャン人形前の路上でパフォーマンスを続ける。2010年に三重県文化会館にて演劇企画事業を担当する。2012年から2016年までの期間、演劇実験室◉万有引力に所属する為に拠点を東京に移し この間の体現帝国での活動は休止する。万有引力では『奴婢訓』『身毒丸』『観客席』等の寺山作品のほか『SUNA』『リア王』などに出演する。特に『奴婢訓』においてはブラジル三都市公演へも参加。2016年に万有引力退団後、富山県利賀芸術公園リフトシアター内の人工池を舞台に三島由紀夫作『近代能楽集・班女』を上演し利賀演劇人コンクール優秀演出家賞を受賞する。2017年にはフランスにて1ヶ月間路上パフォーマンスをしながら放浪しアヴィニヨン演劇祭へ単身参加。イギリスへ移動しエディンバラ演劇祭へも参加を果たす。2018年にはかねてより交流のあった東雲舞踏のポーランド・フランスツアー公演に参加する。その後、童話『白雪姫』を題材にしたオリジナル作品で秋田・東京・愛知の三都市ツアーを開催し、2019年にあいちトリエンナーレにてパブロ・ピカソ作『しっぽをつかまれた欲望』を上演する。この公演を機会に拠点を愛知に戻す。2020年には名古屋市内にて観客と共に歩きながら上演する移動式演劇作品『Gulliver-不安の島-』を上演。2021年には演劇の劇場に音楽ライブ用スピーカーを持ち込み、合法薬物ノイズユニット「酢酸カーミン」の生演奏が絶えず爆音で流れる中 進行していく作品『劇場版Gulliver-不安の島-』を上演。2022年には七ツ寺共同スタジオ50周年記念公演『夢の肉弾三勇士』にて演出を担当し新聞等のメディアからも高い評価を得る。2023年には海外のダンサーを対象としたワークショップを開催しデンマーク×日本×エクアドルの三ヶ国合同作品制作を行う。同年、寺山修司没後40年記念認定事業にて寺山修司の代表作『奴婢訓』を大盛況のもと追加公演も含めた24日間という長い期間上演し県内外から大きな話題を呼ぶ。既存の演劇の枠組みを拡大する前衛作品を上演し続ける。2024年から新規に専用劇場「体現帝国館」を持ち運営を行う。
利賀演劇人コンクール2016優秀演出家賞 受賞
日本演出者協会 会員